7月28日の医薬品・医療ニュースまとめ

17件のニュースから

手足口病の流行拡大や武田薬品によるエンタイビオの追加承認申請など、臨床現場に直結する動きがみられた。また、政府の骨太方針を受けた日本薬剤師会の健康サポート機能強化に関する声明など、制度・行政面の動向も確認が必要である。

安全性

全国的に手足口病の流行が続いており、第29週時点では35都府県が警報レベルに達している。さらに東北地方でも今季初の警報レベルが報告されるなど、地域的な拡大傾向がみられる。薬剤師は患者や保護者に対し、日頃からの衛生管理の徹底や、症状が見られた場合の早めの受診勧奨を行うことが重要となる。

薬価・行政

経済財政運営と改革の基本方針の閣議決定を受け、日本薬剤師会は地域住民の健康を支える薬局の役割強化と機能発揮を推進する声明を発表した。今後の調剤報酬や薬局運営において健康サポート機能がより重視されるため、経営方針の策定時に考慮が求められる。また、厚生労働省は認知症など6領域を重点対象とした「攻めの予防医療」の施策を公表したほか、血液事業部会の適正使用調査会の資料公開や、医療現場の看護補助者らの体験談の公募を行っている。

臨床試験

JCRファーマはデュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬候補であるジビノスタットについて、2026年内の承認申請および2027年内の承認取得と市場投入を計画している。希少疾患に対する新たな治療選択肢として、将来的な採用検討や患者への情報提供を見据えた動向注視が必要である。

企業

武田薬品工業は潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬であるエンタイビオについて、4週間隔投与の用法追加および小児適応の承認申請を行った。処方薬の用法追加や適応拡大は実際の服薬指導に直結するため、最新の承認状況を把握しておく必要がある。大塚ホールディングスは主力品の好調を背景に1~6月期の業績予想を上方修正した。また、大正製薬がタウリンによる老化細胞除去効果を発見したほか、ライオンや栄研化学がESG投資の指標となるインデックスの構成銘柄に選定された。クラシエ薬品は子供向けの社会体験アプリ内に漢方薬の作り方を学ぶパビリオンを開設し、地域住民や子供への漢方啓発を行っている。

その他

アース製薬、クラシエ、サンスターから入浴剤や口腔ケア関連の新製品が発表されたほか、桃谷順天館のロングセラー化粧水「美顔水」が名画とコラボレーションした限定パッケージを展開するなど、店頭での集客や関連製品の取り扱いに活用できる情報が公開されている。また、パラマウントベッドの睡眠マネジメントに関わる新CM放映や、ジョンソン・エンド・ジョンソンによるコンタクトレンズケア製品のキャンペーン、パレクセルの事業動向、日本医療機器産業連合会の事務所移転などが報じられている。

参照記事(17件)

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