9月7日の医薬品・医療ニュースまとめ

21件のニュースから

サリドマイド等製剤の安全管理手順が改定されたほか、OTC類似薬の保険給付見直しを巡る議論や患者団体からの懸念表明が相次いだ。また、医療DXの推進に向けた電子カルテ認証制度の導入方針や、新規医薬品の承認申請・海外承認の動きも報じられている。

安全性

サリドマイド製剤、レナリドミド製剤およびポマリドミド製剤の使用にあたっての安全管理手順に関する通知が改定された。これらの薬剤は催奇形性等の重篤なリスクを伴うため、適正使用に向けた厳格な管理手順の遵守が求められる。現場の薬剤師は、最新の安全管理手順を確認し、在庫管理や調剤時の手順徹底、患者への服薬指導に万全を期す必要がある。

承認

ビライトバイオは、スタルガルト病治療薬tinlarebantの承認申請を行った。同薬は先駆的医薬品に指定されており、承認されれば国内初の同疾患向け治療薬となる見通しである。また、塩野義製薬の抗菌薬セフィデロコルがオーストラリアで承認を取得したことも発表された。

薬価・行政

社会保障審議会医療保険部会では、アトピー性皮膚炎治療薬のステロイド外用薬を含めたOTC類似薬の保険外療養制度に関する議論が行われ、患者の病状に応じた配慮の必要性が指摘された。これに対し、患者団体や皮膚科学会は治療継続への悪影響を懸念する緊急声明を発表し、慎重な検討を求めている。また、医療DXの推進に関連して、厚労省は電子カルテ認証制度の推進を電子処方箋の普及と一体で進める方針を示した。さらに、医薬品の販売情報提供活動における法令違反疑い事案が前年度の18件から6件へと大幅に減少したことが報告されたほか、へき地における医薬品提供の課題解決に向けた薬剤師像の提案や、血液事業、医師の働き方改革、ヘルスケアDXに関する行政情報が公開されている。

企業

塩野義製薬の抗菌薬セフィデロコルのオーストラリア承認をはじめ、キッセイ薬品工業の組織変更・人事異動や水分補給ゼリーの素「ゼリファスト」の新発売が発表された。また、トライアドジャパンが京都オフィスを開設して関西地域での事業を強化するほか、科研製薬が重点製品の戦略立案を担う事業戦略部を新設する。さらに、トライアルホールディングスとスギホールディングスが包括的協業に基本合意し、店舗一体型でスギ薬局がトライアル店舗に出店したほか、シミックHD傘下のanimoとアルフレッサが動物病院向け調剤システム開発で提携するなど、各社の事業展開や協業の動きが見られる。ヴィークレアのヘアケアブランドの全国展開や中外製薬の研究成果受賞に関するプレスリリースも出されている。

その他

東京都が実施した薬剤耐性(AMR)に関する調査では、名称や意味まで理解している層が約2割にとどまり、抗菌薬の適正使用に向けた理解の浸透が課題であることが示された。また、大阪医科薬科大学による認知症サポーター養成講座や、石川県薬剤師会によるがん薬物療法の副作用対応に関する研修会の開催が予定されている。そのほか、薬事日報の主要トピックス、デジタル社会における心理的影響に関するコラム、DIA日本年会の開催案内などが掲載されている。

参照記事(21件)

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