7月23日の医薬品・医療ニュースまとめ

12件のニュースから

田辺ファーマによる製造販売承認の譲渡や工場売却などの構造改革が進む中、岡山での地域フォーミュラリ策定や厚労省による医薬品流通改善の動向が公開された。また、熱中症の救急搬送者数が急増しており、現場での迅速な対応や在庫管理への留意が求められる。

承認

武田薬品工業が創製したナルコレプシータイプ1治療薬「オーゼイフル」が、中国において世界で初めて承認を取得した。新規作用機序を持つ薬剤の海外での承認動向であり、今後の国内展開に向けた動向把握として注目される。

薬価・行政

岡山県倉敷市の基幹病院や薬剤師会などが連携し、ARBとスタチン系薬剤を対象とした県内初となる地域フォーミュラリを策定し運用を開始した。これにより地域内の処方推奨薬が明確化され、薬局におけるフォーミュラリに沿った在庫管理や疑義照会への対応が必要となる。また、厚生労働省からは医療用医薬品の流通改善に関する懇談会資料などが公開され、今後の供給体制の動向を注視することが求められる。

臨床試験

エーザイと米バイオジェンによる早期アルツハイマー病治療薬レカネマブの実臨床データ解析から、8割の患者で認知機能低下の抑制や病期の維持・改善が確認された。認知症治療の新たな選択肢として有効性が示されており、今後の処方増加や長期投与時の患者ケアに備える必要がある。

企業

田辺ファーマは経営資源を重点パイプラインへ集中させるため、製造子会社の売却や、長期収載品35品目の製造販売承認の同社への承継・譲渡を決定した。また、外用副腎皮質ホルモン剤「ロコイド」の製造販売承認の承継も発表されている。これらの一連の製造販売元の変更や事業譲渡に伴い、医療現場では供給状況の確認や、薬局での調剤・在庫管理における情報の把握が必要となる。さらに、マツキヨココカラ&カンパニーによる新スキンケアブランドの展開や、カイゲンファーマおよびクラシエホールディングスによる新製品・ブランドのリニューアルなども発表されている。

その他

全国の熱中症による救急搬送者数が7月13〜19日の間に今シーズン初めて1万人を超え、前週の2倍以上に急増しているため、熱中症予防に関する啓発やOTC医薬品の適切な使用指導が急務となっている。一方で、AMEDの中釜理事長が昨年度の薬事承認31件などの実績を公表したほか、ポスト・ブレグジット時代における英国・EU間の医薬品市場参入とコンプライアンスに関する解説記事が公開された。

参照記事(12件)

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