9月14日の医薬品・医療ニュースまとめ

11件のニュースから

新製品の一般用医薬品や美容関連商品の発売が相次ぐ一方で、大手製薬企業の人事動向や新薬の臨床試験・開発競争に関する情報が発表された。また、革新的な医薬品の創出につながった研究がラスカー賞を受賞し、業界内外で注目を集めている。

承認

喉の痛みや腫れ、声がれに対応する抗炎症成分アズレンスルホン酸ナトリウムを配合した第3類医薬品「ヒヤのどスプレーAZ」が発売された。また、経皮鎮痛消炎テープ剤として痛みのもとに直接作用する「フェイタスZプレミアム」シリーズの第2類医薬品各種も新たに登場している。OTC医薬品のラインナップ拡充に伴い、店頭での適切な選択肢の提案や服薬指導への活用が求められる。

薬価・行政

9月14日付の業界紙では、革新薬評価の重要性やラスカー賞受賞のニュースが取り上げられた。さらに、7月のOTC医薬品販売が5カ月連続で前年を下回ったことや、武田薬品元社長の死去なども報じられている。業界全体の動向を把握するため、OTC市場の低迷や薬価行政の方針を確認しておくことが望ましい。

臨床試験

難治性である膵がんを対象に、RevMed社のRAS阻害薬daraxonrasibが米国で先行して開発を進めており、アステラス製薬のsetidegrasibがこれを追う形で開発競争が加速している。一方、協和キリンは新生血管型加齢黄斑変性を対象とした点眼剤KHK4951の第II相国際試験のトップラインデータを発表し、約70%の患者で52週にわたり症状の改善や維持が確認された。将来的に点眼による治療が可能となれば、服薬指導や継続的なモニタリングの重要性が増すことが予想される。

企業

楽天メディカルは新体制として、前武田薬品CEOのクリストフ・ウェバー氏を取締役副会長に、前第一三共グローバル研究開発ヘッドの竹下健一氏を取締役にそれぞれ選任し、今後の研究開発戦略への影響が注目される。また、クリエイトエス・ディーは神奈川県と連携し、認知症月間に合わせて県内店舗で未病指標の案内や健康相談会を実施する。地域密着型の店舗運営において、未病啓発を通じた住民とのコミュニケーション機会の活用が期待される。

その他

米ラスカー財団が2026年の受賞者を発表し、睡眠障害や血友病の革新的治療薬の開発につながる研究に貢献した日本人研究者を含む4人が受賞した。臨床医学研究賞を受賞した研究者らの会見では、血友病A治療薬であるヘムライブラ皮下注の実用化に大きく貢献した創薬の意義が語られている。こうした新薬の背景にある基礎研究の知識は、専門的な服薬指導を行う上で有用である。また、東京ビッグサイトでは第26回JAPANドラッグストアショーが開催され業界の最新トレンドが示されたほか、湧永製薬からは美容と健康習慣の寄与を意識した美容ドリンク「艶美華Rich」が新発売された。

参照記事(11件)

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